言語愛好家

8割が言語、2割が旅についての記録

ヤンゴン最終日 ヤンゴン~バンコク~成田 2/25

チェックアウトの日だというのに昨日に引き続き腹の調子が悪かった僕は街の薬屋で下痢止めを購入。1000チャットで4錠買えた。
プラシーボかもしれないが飲んで2時間経つとおさまった。やはり現地での腹下しは現地の薬が効くのだろう。
f:id:kasatsukuri:20190310110125j:plain

宿で荷物をまとめチェックアウトする。宿よさらば。ドミトリーも思っていたより悪くないことに気づいたのでこれから一人旅するときは積極的にドミトリー形式の安宿に泊まろうと思った。
f:id:kasatsukuri:20190310110215j:plain

宿を出て歩いていると初日に声をかけてきた日本円を渡せ野郎に再び遭遇した。ヤツ「Hello!あ、俺を覚えているかい?」僕「もちろんさ」
ヤツ「近くに港があるんだが案内してやるよ」僕「いい!俺は一人で土産物屋に行くんだよぉ!!!」ヤツ「おい待ってくれフレンド!俺に日本円をプレゼントしろ!!!」
また同じ手を使ってくるとは...向こうも僕の顔に見覚えがあるにも関わらず。同じ手口で騙されると思っているのか。
ヤンゴンの中心部に交差点があり歩道橋があるのだが、そこら辺でよく声をかけられた。おそらく(間違いなく)詐欺やぼったくりなので近づかないか声かけには無視で対応し気をつけてほしいエリア。

詐欺野郎をなんとかして撒いてネットで調べたセンスのいい土産を売っていると評判のMyanhouse Local Made Shoppingに行ってみた。
f:id:kasatsukuri:20190310110427j:plain
布製品や置物等が充実していて、値段は値札がついておりfixed priceなので値切りをする必要がなく日本の土産物屋にいるような感覚で安心して買い物ができる。クーラーが効いており涼しくしつこく宣伝してくる店員もおらず快適だ。お土産として冷蔵庫に貼り付けるのに良さげなマグネットと綺麗な刺繍の施された小さめのバッグを購入。日本語を勉強している店員さんがおり、店を出るときに「日本人ですか?ありがとうございました」と優しい微笑みを投げてくれた。

土産物屋の近くの露店で売られていたビルマ文字の子供向け字母表を自分用のお土産として購入。500チャットで買えた。
f:id:kasatsukuri:20190310110523j:plain

土産を買ってぶらぶらしていると昼時になった。たまたま見つけたビルマ料理のレストランに入る。大衆食堂に比べたらいくらか高そうではあるが
お腹を壊していたので優しい味がしそうな麺を注文。予想通り優しい味。
f:id:kasatsukuri:20190310110633j:plain

市場に行こうと思い有名なボージョーアウンサンマーケットに出向くもしまっていた。仕方なくそれの向かい側にある市場に行った。土産物も売ってはいたがどちらかというと日用品が多く売られており、観光客は少なかった。

暑い真っ昼間はミャンマービールで身体を冷やす。
f:id:kasatsukuri:20190310110745j:plain

ぶらぶらして街中を観察するのもとても楽しかった。
f:id:kasatsukuri:20190310111054j:plain
f:id:kasatsukuri:20190310111149j:plain
f:id:kasatsukuri:20190310111236j:plain

最後の晩餐ということでデパートよりの綺麗なショッピングセンターで晩飯。床もピカピカ、クーラーも効いていてトイレもかなり綺麗でミャンマーの別世界。上階のフードコートや飲食店が並ぶコーナーで良さそうなビルマ料理(麺が多め)のレストランに入った。
f:id:kasatsukuri:20190310111323j:plain
f:id:kasatsukuri:20190310111402j:plain
美味しくて綺麗なドリンク付。麺もかなり美味しかった。よくよく考えたらミャンマーでの食事の8割は麺だった気がする。

18時になろうとしていた。ショッピングセンターからタクシーを捕まえ空港に向かう。開いた窓から入ってくるヤンゴンの風を感じながら1時間ほどタクシーに乗る。この国を旅して特に危険は感じなかったし素朴で良い人が多いと感じた。また来る機会があるかは分からないが次来るときはチャイティーヨーのゴールデン・ロックが工事中じゃないときに行きたいものだ。

f:id:kasatsukuri:20190310111451j:plain

空港に着くとチェックインカウンターには長蛇の列。ミャンマービールを売店で買い飲んで酔って時間を潰した。

タイのLCCノックエアでバンコクを経由して成田に帰国する。
ノックエアに乗り込むと美人のCAが多くて面食らう。
機内食は悪くない優しい味。
f:id:kasatsukuri:20190310111541j:plain


ドンムアン空港に到着。
f:id:kasatsukuri:20190310111657j:plain
トランジットで3時間しか間隔がないにも関わらずそのままトランジットはできずチェックインカウンターまで行ってチェックインしてからの搭乗。タイまで来ると日本人観光客が多くなってきた。チェックインの列は1時間くらい進まず、一人旅なのでリュックをおき貴重品だけ持ってトイレに行った後に限って列が10mほど動いた。一人旅はこういうところが大変だなと感じつつ最後尾に並ぼうとしたらさっきまで前にいた陽キャ日本人大学生がさっきの方ですよね?と順番をキープしてくれた。こういうときに陽キャは素晴らしい。

f:id:kasatsukuri:20190310111747j:plain
ドナルドがサワディクラップしている。

チェックインを受けて無事搭乗。なんとか成田まで生きて帰ってくることができた。
f:id:kasatsukuri:20190310111923j:plain
機内食のなんとかロール。トルティーヤ生地が美味しい。


ミャンマーは神秘的で楽しかった。東南アジアの国の中でも開発されていない方でよく言えばフロンティア、悪く言えば旅慣れてない人以外にはおすすめできない国だった。周辺の東南アジア諸国と比べるとぼったくりがかなり少なく物価も安い。学生などの貧乏旅行者にはかなりありがたい要素だ。次来るときはタナカ(ミャンマーの女性が主にする化粧の名前)を塗って日焼け対策をしたいところ。チャイティーヨーに行った時にできた日焼けで剥けた皮の処理をしながら旅行記を書くのだった。