言語愛好家

8割が言語、2割が旅についての記録

外国語で外国語を学ぶ

更新ご無沙汰しておりました。

タイ語を集中的に勉強しようと思い立ったがHSKも2週間後に控えている。試験までしばらくは中国語に集中するべきという考えもあると思うが、今はタイ語も勉強したいときなのだ。


時間を置いたらモチベーションが冷めてしまう。やりたいときにやりたい言語をやるのが一番定着が良いことは言うまでもない。今現在学ぶモチベーションが高い言語があるけど他の言語もしくは他のことも勉強しなくてはいけないときに考え出した方法がある。


習熟度の高い方の言語を媒介して学びたい言語を学ぶ、という方法だ。これなら一石二鳥。


具体的に言うと、今はyoutubeで中国語母語話者向けのタイ語講座を視聴して勉強している。筆者の中国語能力はHSK5級をなんとか合格できたレベルであるが、初級~中級までは中国語媒体でも問題はない感じ。


学習言語を介してさらに新しい言語を学ぶとその学習言語の文法用語も学べたり習熟度を保ったまま学べるというメリットがあるように思う。脳の中が複数言語で溢れてしまって処理も大変になったりはするのだが。


形態的な類型が似ていて系統が近い言語だとさらに効果が上がるような気がする。筆者の例なら孤立語(語形変化はなく語を並べて文を作るタイプ)であるタイ語を学ぶときに中国語を介している。二言語の対照もできてとても面白い。


読者の皆さんも学習言語を使って新しく外国語を学ぶ楽しさを体験してみてはどうだろうか。