言語愛好家

8割が言語、2割が旅についての記録

ヤンゴン1日目 シュエダゴン・パゴダへ 2/22

エアアジアの機内。
クアラルンプールからヤンゴンへと飛行機に乗り込む。日本人は2,3人しか見なかった。同い年くらいの男子大学生2人組を見た。バックパッカー旅行という雰囲気。

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これから帰国するのであろう金持ちっぽい子連れミャンマー人の近くの席だった。フライトの間うとうとしていたら急に自分のそばに気配を感じた。ミャンマー人の兄ちゃんが席を移動して僕の隣の空席に座ってきやがったのだ。図示するとこんな感じ。

窓 おじさん|空席|僕| 通路

どうやら窓際に座ってるおじさんと知り合いらしい。ベルト着用サインが消えるとここぞとばかりに席を移動したり三人分の席に寝っ転がる人もいたりお子ちゃまが通路を走り回ったりとなかなかカオスなフライト。客室乗務員もあまり強く注意しないので子供が放し飼い状態。なかなか良い服を着てるようだったので(日本の子供が卒園式で着るようなスーツに蝶ネクタイ)金持ちの子供であろう。

2時間ほどでヤンゴン国際空港に着陸。日本人は今年の秋までノービザ入国可能なのですんなりとイミグレを通過。

入国できた安堵もつかの間、持っていた海外プリペイドカード(Ne◯ m◯neyの銀聯カード)でATMからミャンマーチャットを引き出せないトラブル。何度やってもダメである...とりあえず家族に連絡を取ろうとooredooのSIMカードを購入。ネットに繋いで調べてみるとどうやら持っていたカードではミャンマーチャットの取り扱いがないようだった...確認不足でとても情けない...仕方がなく親の口座に紐付いてるクレジットカードを使ってキャッシング。

金の問題が解決でき空港内に何があるのか見ようと散歩していると声をかけてくる現地人たちの群れ。
空港内の両替所の前には旅行者をぼったくろうと「タクシー?」と声をかけてくる輩がウヨウヨいるのでご注意を。そんな声に乗らなくても市内までの交通手段にはこれがある。

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最近市内までのシャトルバス路線ができたようで、僕のような貧乏旅行者にはありがたく、片道500チャット(約36円)で乗れる。

タクシーに乗ると市内まで10000チャット以上はかかってしまう。空港で待ち伏せしているタクシーなどぼったくりがほとんどだ。旅行者にとって良好な環境が整備されたと言っていいだろう。

空港の外に出てバス停に行くまでの数十メートル歩くだけで既に暑い。0℃前後のソウルから来たので温度差がすさまじい。日差しも肌を焦がすほど強い。2月のヤンゴンの気候をなめていた。

バスに乗ろうとしたら2台並んでいた。宿に近いヤンゴン中央駅に行く方はどっちだろうと行き先の表示を見ようとしたらバスの運転手がどこに行くんだい?と話しかけてきた。駅に行きたいんだと言うとこの後ろのバスだと指差して案内してくれた。

運賃箱に500と書いてありどうやら500チャット札しか受け付けてくれないようだ。ATMで下ろしたばかりなので少額紙幣を持っておらず1000チャットでいいかと聞くとわかった、とりあえず運賃箱に入れろとのこと。お釣りいつ来るんだろうと少し不安になったが次に乗ってきた現地のお姉さんに運転手が「さっき1000チャット払ったこいつに500チャット渡せ」的なことを言っていた。そのお姉さんから500チャットのお釣りを徴収して解決。発車時間になっても車内に5人ほどしか乗っていなかったが出発。

ヤンゴン中央駅が終点だったため間違うことなく降りた。湿気はないが暑くとても辛いがチャイナタウンの宿を取っているため2kmほど歩かなければならない。バックパックを背負いヤンゴンダウンタウンを歩く。市内中心部のスーレーパゴダ付近で映画の撮影をしており、大勢の人が歩道橋からその様子をガン見している中をすり抜ける。スリに遭わないか心配なくらい歩道橋が人でごった返していた。

(画像はヤンゴン中央駅近く)
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そして歩道橋を降りたときだった。Hello ! と後ろから声をかけられる。振り向くとインド系っぽい風貌の鼻毛が両方の穴から出ている兄ちゃんがいた。どこから来たんだい?ヤンゴン来てどれくらいなのか?ヤンゴンは初めてか?などと訊かれ僕はジャパンルーミョー(日本人だ)!ヤンゴン来たのは初めてだ!そしてさっき着いたばっかりだ!ハッハッハ!と答える。ビルマ語で答えたのでビルマ語話せるのか?とさらに訊かれ「ネネーピョーダッテー(少し話せるよ)」と答え固い握手を交わした。ここまではよかった。

宿はどこだい?案内してやるよと言われたが、もうすぐ近くまで来てるしいいよと返し去ろうとしたがついてくる。さらには日本のコインが珍しいから見せてくれ!写真を撮るだけだから!と言われて躊躇した。まぁ、10円玉しか今持ってないし騙されたふりして乗ってみるかと思い見せた。スマホのカメラでパシャりとするだけ。ヤツは本当に写真を撮るだけだった......と思いきや、財布に入ってるその日本の紙幣は何だ?ちょっと触らせてくれと言ってきた。でたでたでた!そうやって盗ってどこかで両替するつもりなのだろう。見せられない。バイバイ。と毅然とした態度で宿の階段を上った。後ろからヤツの声が追いかけてきたが体までは追いかけてこなかった。無視。


人生で初めてドミトリー形式(実際はカプセル式だったが)の宿を予約してみた。一人旅だったし日中は外出しているので宿代を浮かしてご飯や観光にお金を使いたかったので日本円で一泊600円しないTraveller's Houseというゲストハウスに泊まることにしたのだった。宿の入口の階段がまたボロく汚い。この時点で不安が募る。
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宿に入ると優しそうなアラサーくらいの女性が迎えてくれた。英語が堪能なようでペラペラと英語で話しかけてくる。今回の旅ではビルマ語を使うぞ!と意気込んでいた僕もこの人相手には英語対応になってしまった。カプセル形式のベッドルーム兼個人居室になっており、二段ベッド式。僕は上の段の方に案内されたので梯子を上り下りしなくてはいけなかった。シャワールームとトイレは共同。トイレは少し臭いがし、シャワールームは素足で入りたくないレベルで床が汚れていた。値段が値段なので仕方がないと割りきる。日中は観光しているから寝れてシャワーが浴びれればそれでいいのだ。
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チェックインの手続きをしている間に後から今日チェックインするであろう人が入ってきた。東アジア系の顔立ちでバッチリ化粧を決めている同い年ほどの女の子だった。背には60Lくらいのバックパックを背負い片手には2Lのミネラルウォーターのペットボトルを持っていた。息があがっている。そりゃ重い荷物を持ってあの急な階段を上るのはきつかっただろう。フロントの人と英語で会話してるのを聞いた限りでは日本人の発音ではなかったので話しかけはしなかったが後で電話しているときの言語は中国語だったので中国人だと判断。若い中国人の間でもバックパッカーが流行っているのかも。

お腹がとても空いていたので遅めの昼飯を食べるのと3泊過ごすためのシャンプーやシェービングクリーム、水、サンダルを買いに街に繰り出した。露店で商売してる女性だけでなく、エアコンの効いた涼しい店内で金のネックレスを売っている女性でもタナカ(現地のクリーム)を塗っていた。話には聞いていたが実物を見て感激。ただヤンゴンの街、ゴミ箱が数十メートルおきに置かれているせいで生ゴミの臭いが充満し露店の果物にはハエがたかり道もぶっ壊れており建物も汚れているものが多く汚い。

遅めの昼飯はミャンマー料理の食堂で炒めたライスを食べた。素朴な味。良くも悪くも珍しい味がするわけでなく食べやすい。
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2000チャット(約148円)でお腹いっぱいになれた。


暑くて疲れた僕は宿に一旦戻り水分補給をしながらネットと地球の歩き方で情報収集して涼しくなるまで待った。

日が落ち暗くなり始め涼しくなり始めた。暑いヤンゴンでは今からが活動タイムだろうと判断した僕はヤンゴンに着いて1日目ではあるがシュエダゴン・パゴダに行くことにした。ヤンゴンの代表的なパゴダ(仏塔)である。
散歩がてら3kmの道のりを歩いた。途中野犬がいて怖かったが怯まず堂々と歩いて難を逃れた。

ガイドブックを読み、夜のシュエダゴン・パゴダもだいぶ綺麗だと書いてあったが本当にその通りだった。外から見るだけでもかなりの迫力。
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外国人なのでエントリーフィー10000チャットを払い入場。靴を脱いで預け裸足になる。入口付近に冷水機やATMまである。これで信心深い参拝者は口座にある限り引き出して寄付することができるのだろう。
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仏塔のある本殿?までに続く道がとても神秘的。両側で土産物や供える花束が売られていた。外国人を見ると客引きの声も大きくなる。
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そして本殿に到着。黄金に輝く仏塔と円形に並んだ仏像、参拝者たちのお経を読む声に圧倒される。大乗仏教の施設はやはり派手で荘厳で美しい。写真を撮っている現地人や周辺国の観光客も多かった。
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普段美しい景色を見ても感動しない僕だがこれはかなり感激した...煌めく仏像の数々に心が洗われた。1日目にして旅の目的の半分は達成できた気分。
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出口付近で靴を預けたカウンターにチップとして1000チャットを払わされた。ミャンマーの観光地は現地の物価にしてはかなり入場料関係が高いなあ。

シュエダゴン・パゴダの近くで路線バスを待っていたが一向に来ない。近くにいたミャンマー人のおばさんが僕に話しかけた。ビルマ語の基礎は勉強していたものの内容は全く分からなかったが、バス停を指差していたのでたぶんバスは来ないわよということを言ってるのだろうと解釈。行きと同じく3kmのダウンタウンを歩いていたらインド人街にたまたまぶち当たった。美味しそうなインディアン定食屋があったので歩き疲れて空腹の僕は吸い込まれた。

店内にはインド系の客が多かった。チャパティとカレー、チキンのセットを注文。チキンはひとかじりして冷えてるのがわかり食べるのをやめた。作りおきの食品は危ない。いつ作ったのかもわからない。もったいないが残すことに。チャパティとカレーは美味しかった。日本で食べるインドカレーよりずっとマイルドな味。辛くもなかった。カレー、チャパティ、チキン、ミネラルウォーターのセットで5000チャット(約360円)だった。本当に安い。
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東南アジアではよく見られることだが、ミャンマーの食堂ではまだ小学生くらいであろう子達が食堂でウェイター(?)をやっているのをよく見る。この店もほとんどが10代くらいの男の子たちで切り盛りされていた。

食べていたときにカレーを自分のウインドブレーカーに垂らしてしまい拭こうとしたらそれを従業員の小さい男の子が見つけティッシュでごしごし拭き取ってくれた。とても優しい。結局シミは取れなかったが。ここまで親切にしてもらったことは日本でもなかった。バスが来ないこと(おそらく)を教えてくれたおばさんのことも思い出しミャンマー人は優しい人が多いと感じた。

(画像はゴミが散乱する夜のダウンタウンの道)
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宿に帰りシャワーを浴び汗だくになったTシャツを手洗いし二段ベッドの上にはしごで上り寝っ転がるといつの間にか眠りに落ちた。


(続く)

ソウル~クアラルンプールトランジット 2/21

8時頃まで宿でぐっすり寝てゆっくりと支度して朝食を食べに下のコモンスペースに降りた。他の宿泊客も2組ほどおり全員韓国人だった。

食パンをトーストしていたら何のためらいもなく他の客に奪われてしまいもう一度パンを焼く羽目になるという何とも香ばしい一日の始まり。

今日の夕方飛行機に乗るので荷物を整理して宿をチェックアウト。
宿を出てジョンガク駅から地下鉄に乗り20分ほどで弘大へ。

地元の若者が遊ぶ街というだけあって洗練された印象。
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仁川を15時台に出発する便だったので11時に開店する弘大にある一人6000ウォンでビビンバおかわり自由の食堂「비비리 」でソウル最後の食事をした。

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ご飯と具をつぐのはセルフサービス。厨房にはおばちゃんが2人いて卵(目玉焼き)をどんぶりによそってくれる。友人が多めにご飯をよそうとおばちゃんが多過ぎと制止して注意書きを指差した。「食べ残しをした場合2000ウォンを追加料金でお支払いいただきます。」が目に入った。

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食べ残しに対する考えが日本に比べたら寛容だという感覚があった(何かの本で読んだ)が、この店では食べ物も資源だし廃棄が増えるのも働く側の負担が増えるから食べ残しはご法度!ということなのだろう。(おそらく)

この店に行く際は確実に食べきれる少量をついで少しずつおかわりして食べ残しには気をつけましょう(笑)。

カカオフレンズの雑貨屋を軽く見てから空港鉄道で仁川へ。
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仁川空港駅に着いてから一回使いきりの交通カード3枚をデボジット返却機に挿入して1500ウォンのリターン。フライトまでに飲むジュース代として美味しくいただきました。(小銭は現地でなるべく使いきりたいのでね)
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空港内のコンビニで土産を見てたらレジのお姉さん三人が楽しそうにおしゃべりしてきゃっきゃしていたので日本の労働環境もこのくらい緩くなってほしいと唐突に思ってしまった。


ミャンマーまでの経由地クアラルンプールに行くためにエアアジアのチェックインカウンターには人がわんさか並んでアトラクション並みに待ち時間があった。搭乗30分前に自分の発券がやっと終わり全力でダッシュして空港内の搭乗ゲートを移動する列車に乗り搭乗口に駆け込み間一髪間に合った。なんだか今回の旅はギリギリに駆け込むことが多すぎる......

エアアジアの機内にて。アジア各国の国籍が集められているのだろう、CAさんたちの顔立ちが東アジア系から東南アジア系まで様々であった。


貧乏旅行であるためフライトは昼から夜まで6時間ほどあったが機内食が追加料金なのでけちって飲まず食わずでフライトを耐えすっかりへろへろに。機内でぐっすり寝て体力を蓄えた......


現地時間の21:40、クアラルンプール国際空港に到着。マレー語のアナウンスが流れて着いたことを実感。フライトの電光掲示板を見るもヤンゴン行きのフライトのゲート案内がなかったため発狂しそうになったがフライト4時間前にならないと発表されないだけだったことに気づき胸を撫で下ろす。

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6時間のフライトで飲まず食わずであったためとりあえず腹ごしらえをしようと思いトランジットエリアのフードコートでヌードルを注文。確かHong Kong Style Noodleとかいう品名だったと思う。味は普通。マレーシアリンギットを持っておらず(レートすら知らなかった)Masterカードで支払う。

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トランジットエリア内をぶらぶらするも飽き、スマホをいじりながら6:50発のフライトまで待った。

(続く)

ソウル (2日目 DMZツアー)2/20

目が覚めると7時。

DMZ(国境非武装地帯)を巡る一日ツアーを申し込んでいた。自分達が泊まった宿から1kmほど先の待ち合わせ場所であるコリアナホテルという高級ホテルに向かった。

待ち合わせ時間の8:00ちょうどに着いたので少し焦ったがコンシェルジュカウンターのスタッフさんに予約した旨を伝えると問題もなくスムーズに案内される。ホテルの前にバスが停まっており、欧米系の観光客がほとんどの別のツアーと同じ車両に乗り込んだ。

日本語ガイドさん(名前は忘れてしまった)が今回のツアーの行程について説明する。その後観光するにあたっての予備知識を滔々と日本語でアナウンスしてくれた。歴史的な話も多くたいへんためになるのだが...早起きしたせいで...ガイドさんの話を子守唄に、30分ほど爆睡してしまった......

第1の下車地点はかの有名な板門店へと続く統一大橋。通過する前にバスの中に軍人さんが入ってきてパスポートチェックをされた。こう書くと物騒に聞こえるが、実際はコンサートのチケットを確認するイベントスタッフのように非常に作業的であり全く緊張はなかった。銃も持っていなかったし。

バスを降りてトイレを済ませてから高さ20mほどの展望台的なところに上り500ウォン硬貨を入れて覗く双眼鏡で北朝鮮を眺めようとしたが曇りではっきり遠くまで見えず。友人と見えないねアハハーなどと双眼鏡から手を離すと、少しいいかい?と言われコインを入れずに眺めを享受しようとする中国人観光客のおばちゃんに双眼鏡を奪われる。幸い僕は中国語が少しできたので「不清楚!看不了!(はっきりしてないし見えないよ!)」と言っておいた。

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次に着いたのは北朝鮮との国境駅である都羅山(トラサン)駅。

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元々降っていた雪が強まったのでそそくさとバスに戻る。

そしてその次は都羅展望台(トラチョンマンデ)。
曇りなので双眼鏡からの眺めは良くないがさっきの統一大橋よりは北朝鮮が見えた(気がする)。

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何故か置いてある軍人さんのパネルと写真が撮れる。
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そしてツアーの山場である第3トンネル!第3トンネルとは、北朝鮮が韓国への南侵のために秘密裏に掘っていたトンネルである。スマホやカメラなど写真が撮れる機器は全てロッカーに預け、ヘルメットをかぶって中に入る。入って10分くらいまでは鍾乳洞探検みたいで楽しいが、殺風景なのでだんだん飽きてくる。ここで災害が起こるなど何らかの形でトンネルに閉じ込められないかと不安になるが水のタンクがウン10mおきに置いてあるので数日の生存は問題なさそうで安心(?)

(画像なくて申し訳ない)

結構距離がある上に上りと下りの道を歩かないといけないので体力に自信のない人はきついと思う。途中にベンチがあり休んでるおじさまおばさまが何人かいた。事実僕も翌日筋肉痛になった。トンネルではツアーに一人で参加してた日本人大学生との世間話で気をまぎらわせた。

ここまででツアーで名所を回るプログラムは終わった。所要時間は半日ほど。このツアーはオプショナルで昼御飯にビビンバが食べられる(ツアー代に含まれている)。もちろんビビンバ付きを申し込んでいた僕らは他のツアー客と別れガイドさんについていった。

小綺麗な店内。地元の人や個人で来たであろう客を他に見なかったのでおそらくツアー客用なのかも。


最初におかずが来た。4種類あってどれも美味しそう。おかわりし放題でありがたい。
石焼きのビビンバは本当に美味。ぐちゃぐちゃにかき混ぜて食べることで具の味が混ざってとてもいい感じ。
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食べた後、ビビンバ店併設の店でやたら胡桃饅頭を勧められた。友人は買ったが僕はミャンマー旅行も控えていたので荷物になるのもたいへんだと思い買わなかった。味見したら日本にもありそうな味で美味しかった。

友人が海苔を買いたいとガイドさんに伝えると海苔屋の日本語ペラペラ高身長オッパが僕らを彼の店に案内してくれた。「海苔買いたいんだって?」と僕ら二人に馴れ馴れしくボディタッチをしながら誘導。

店に入るとテーブル席に先客が2人いた。日本人女性だった。テーブルにはマッコリの瓶とコップが3つ置いてあった。「彼とさっきから飲んでるんですよ~笑」とのことだった。ということは彼は酔っぱらいか。


海苔が50袋くらい入ったパック(お徳用か?)を友人と割り勘で購入。二人で20000ウォン(絶対ぼったくりだけど)を払ったら酔っぱらいオッパはこれもおまけしてやるよ!とわさび、キムチ、ニンニク等色々な味の海苔をサービスしてくれた。正直こんなに要らないが笑。

ツアーで歩き疲れたのもあり、フットマッサージを受けることにした。調べていた激安の店が見つからず途方に暮れていると日本語を話すおばちゃんに声をかけられる。一瞬警戒したが、ぼったくりっぽければ逃げればいいかとついていくことに。話していくうちにそのおばちゃんと僕と友人の出身県が同じであったことが判明。つまり日本人だった。

連れていかれたマッサージ店の雰囲気は悪くなかった。日本語がペラペラなスタッフも常駐している。フットマッサージ40分で18000ウォンほどでぼったくられるどころかかなりお財布に優しく、足裏を存分にほぐしてもらえたので値段以上の満足度。

脚が軽くなった僕らはロッテマートとその辺のスーパーでお土産を調達。

明日の昼の便で友人は日本に、僕はヤンゴンへの経由地クアラルンプールへと飛ぶので最後の晩餐を何にしようかと議論(そんなものはしていない)すると異論の余地なくチーズタッカルビに。
2人前を頼んだのだがこれは4人前では?と感じるほどの量。食べ終わる頃には苦しくなるほど。

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食べた後は屋台も巡った(さすがに屋台のご飯は食べなかったけど)。屋台にはハラール認証が貼ってあるものもあり、インドネシアムスリムの観光客を集めていた。インバウンドが増えてる中日本もハラール認証の店を増やせばもっとムスリムの観光客を獲得できそうだ。
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夜のソウルの街並みを堪能して満足するとホテルに戻った。明日でソウルともお別れ。楽しい時間が経つのは早い。

(続く)

ソウル(1日目) 2/19

2019年2/19~2/25までソウルとヤンゴン(ミャンマー)に行った時の旅行記になります!

まずはソウル(1日目)の話から。


目覚ましが鳴りすっきりしないまま起きる。泊めていた友人を起こす。パスポートと財布と電源プラグ変換器がリュックに入っているかを確認して家を出た。

早朝は東京駅まで各駅であるという中央線のシステムをすっかり忘れており、八重洲北口のバスが出る10分前にやっと東京駅に着いた。ウン年ぶりに朝から走り込みをして間一髪でバスに飛び乗った。

京成バスで成田第1ターミナルに到着。レンタルwifiを受けとりチェックインを済ます。
韓国行きともなるとチェックインカウンターの列にはK-POP好きそうな女子大生が多かったのが印象的。
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飛行機に搭乗してからすぐぐっすり寝て起きて時計を見たが1時間経っても離陸せず地上にいたままだったので面食らう。ソウルは雪の予報が出ていたのでおそらくそのせいだろうか。(実際の理由は定かではない。)

CAさんたちはK-POPアイドルグループにいてもおかしくないほどのルックス。同じ見た目の東アジア人を一目見ただけで韓国人か日本人かを見分けていてすごい。

3時間近くのフライトであったがLCCなので機内食は出ず。わかっていたがちょうど昼飯時なので腹が減る。我慢我慢。

結局1時間ほど遅延して仁川空港に到着。

地下鉄で仁川空港から宿の最寄りのジョンガク駅へと向かう。T-moneyカードという日本でいうSUICAのような電子マネーカードを買う手もあったのだが2泊しかしない上に今回の旅はあまり地下鉄を使わない予定なので片道切符(カード)を買うことにした。ちなみにこの切符、下車駅で回収されるわけではないが専用の機械に通すとデポジット500ウォンが返ってくる。

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車内や駅の雰囲気は日本と同じ。韓国語と英語の他に日本語でも案内が流れるので語学に自信がなくても降りる駅は間違えにくいと思う。


宿からメールが来た。何時にチェックインする予定ですか? 駅からの道順は~です パスワード付きドアのパスワードは・・・・です という内容だった。とても親切で感動した。日本でもここまで丁寧にしてくれる宿は少ないだろう。

東京メトロのそれと雰囲気が同じな地下鉄の出口を出て細い路地に入る。外気は東京よりとても寒い。0℃前後だった。飲食店が近くにあり生ゴミの入った袋がいくつか置いてあったので臭いに顔をしかめながら直進すると左手に無機質な3階建てほどの直方体の建物が見えてきた。これが2泊お世話になるBingo Hostelだ。ツインルーム2泊で7200円ほど(旅行でかかった詳しい予算はまた別記事で紹介)。友人と二人で割り勘して一人当たり3600円ほどで済んだ。かなり経済的な宿。

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入口のパスワードを押す機械にもたもたしていると中にいたスタッフらしきお兄さんが中から開けてくれた。中に入ると、日本の銭湯の番台で感じるような石鹸由来のいい匂いがした。

勉強した韓国語で用を済ませようとしたが例のお兄さん、英語で対応してくるので韓国語混じりの英語でこちらも返してしまい圧倒的敗北。

お兄さんは親切に地下のコモンスペースの使い方を教えてくれた。ピンクの光に包まれた妖しい雰囲気の地下に降りると奥にキッチンが見えた。冷蔵庫やコンロなども揃っておりしようと思えば自炊も可能な感じ。洗濯機と乾燥機もあるので着替えを2日分しか持ってきていない僕にはありがたい。

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部屋は広いとは言えなかったが清潔でウェルカムドリンク(水)もありシャワールームもまあまあ綺麗でコスパは非常に良い感じ。荷物を整理し落ち着いたら明洞をぶらぶらした。


下調べしていた店でサムギョプサルを食べた。かなり量が多い。食べ方が分からなかったが近くで見てた店員さんが仕方ないねえという感じで荒っぽく(?)手伝ってくれた。野菜やキムチなどが食べ放題。(キムチは日本のより辛め。)なおかつ一人前14800ウォンだったので結構コスパがいいのでは?もちろん豚肉も美味しかったが野菜を大量に食べられて大満足。

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外がかなり寒かったので近くのコンビニで朝御飯用のバナナを買った後は宿まで直帰。
明日は半日のDMZ(南北境界)ツアーを予約しているので早めに就寝した。

(続く)